おはようございます。
デイサービスでは毎日高齢者の方と一緒に過ごしています。
親しみを込めて「おじいちゃん、おばあちゃん」たちはそれぞれに生きてきた長い長い歴史を持っていらっしゃいます。
その中でも男性は職業との記憶や思い出、というよりは仕事から強い影響を受けている方が多いと思います。
普段はとてもご自身の希望を強く主張されるA様は男性で80代。
意思が強く、曲がったことが大嫌い。
その上お体もしっかりされていて、立ち姿もシャキッとされています。
普段から言い出したらそのことが達成されるまでなかなかご意見を曲げないのです。
その方に昨日、あるお願いをしました。
私ことクマの営業先のリストをお渡しして住所や郵便などの番号わけをして頂きたいとお声をかけました。
するとそれまでご自身の帰宅時間に関してスタッフに詰め寄っていた険しい表情がすっと消えて行きました。
その表情は仕分けをする職人そのもの。
用紙一枚一枚に食い入るように検査して、番号などの条件できちんと整理されていきます。
集中した眼差しで対象物を確認していきます。
やはり人は自分の住み慣れた環境があり、そのことに関するプライドや自信はその方のお姿まで形作るんだな、そう思いました。
僕はもう40代、しかしご利用者様に比べればまだまだひよっこ。
その姿のようにいくつになっても集中したかっこいい「男」でいられるか?
そんなことを考えさせられた一日でした。
長い文章になりましたが最期までお読みいただきありがとうございました。
さぁ今日もがんばるぞ!