川崎大師バナナ園では川崎市立南大師中学校<川崎区:渡邉洋子校長>の「総合的な学習の時間」の「体験学習」の場として、2月13、16日の両日、生徒さん7人の受け入れを行いました。これは、生徒たちに、色々な方のお話を伺ったり交流体験等を通じ、学習することにより「よりよく生きる」「共に生きる」ことを考える一歩にしてもらうため。特に今回は様々な分野で話題になっている「認知症」にもスポットをあて、この「体験学習」を認知症対応グループホーム「川崎大師バナナ園」にて行うこととなった。当日は、お年寄りたちも珍しいお客様を大歓迎!生徒さん達との会話や川崎踊りに拍手喝采、生徒さんたちとの交流を楽しんだ。核家族化がすすみ、普段お年寄りとのふれあいや交流の少なくなってきた生徒さんにとってもお年よりたちとの会話や施設での生活を実体験することにより、かけがえのない想いでつくりとなったようだ。「普段の教室での授業とは違い、人と人とのふれあいが感じられてとても楽しかった、お年寄りと接することにより優しい気持ちになれた」「認知症と言われていますが、お話をする限り普通のお年寄りと変わらず、皆で会話を楽しむことが出来た」「お年寄りから聞く昔のお話はとても楽しく、おじいさんやおばあさんの若かった頃の時代に行ってみたくなった」と、優しい感想が寄せられた。
昨今、「ゆとり教育」の是非が問われているが、訪問してくれた南大師中の生徒さんは、皆、素直で優しかった。地域とのかかわりやふれあいを進めていく上で、今後も積極的にこのような場を提供していきたいとスタッフは語っていた。