川崎大師バナナ園では川崎市立南大師中学校<川崎区:渡邉洋子校長>の「ボランティア体験学習」の場として、2月12日1年、2年の生徒さん10人の受け入れを行いました。これは、課外学習としてボランティアを通じ生徒たちに、様々の方との交流体験で「地域との触れ合い」や「共に生きる」ことを考える一歩にしてもらうため。今回は様々な分野で話題になっている「認知症」にもスポットをあて、この「体験学習」を認知症対応グループホーム「川崎大師バナナ園」にて行うこととなった。
当日は、お年寄りたちも珍しいお客様を大歓迎!更に永年地域でボランティア活動を続けるピエロに扮したエミリー内田さんの「バルーンショー」や生徒さんたちとの「メンコ合戦」で交流を楽しんだ。核家族化がすすみ、普段お年寄りとのふれあいや交流の少なくなってきた生徒さんにとってもお年よりたちとの会話や施設での生活を実体験することにより、かけがえのない想いでつくりとなったようだ。「普段の授業とは違い、ふれあいが感じられてとても楽しかった、お年寄りと接することにより優しい気持ちになれた」「認知症と言われていますが、お話をする限り普通のお年寄りと変わらず、皆で会話を楽しむことが出来た」「入居者の方々から聞くお話はとても楽しく、昔のの時代に行ってみたくなった」「これからもちょくちょく遊びにきたい」と、優しい感想が寄せられた。
昨今、「ゆとり教育」の是非が問われているが、訪問してくれた南大師中の生徒さんは、皆、素直で優しかった。地域とのかかわりやふれあいを進めていく上で、今後も積極的にこのような場を提供していきたいとスタッフは語っていた。