おはようございます
デイサービス・バナナ園のくまです。
先日、日医大武蔵小杉で行われた「急性期認知症における看護」という
講習会に参加してきました。
私たちは介護施設で、お話は医療機関の病棟。
でも底辺では全く同じことが起きていました。
いろいろなBPSD(認知症の周辺症状)とスタッフはどう向き合っていくか。
その向き合い方にマニュアルはなく、その方その方に合う方法を探していくしかありません。
スタッフ側がその概念にとらわれずに、しかし気づきを細かく書き留めて
関係者全員でもみ合い、話を重ね、一番いい状況、環境にしていく。
そういうことについて何度も根気よく続けていく事、それに尽きるようです。
そしてここで改めて気づいたのは「認知症の人は本人が一番苦しい」ということでした。
僕ら介護スタッフはBPSD(認知症の周辺症状)と向き合います。
その行動が今までの常識では行わないことだったりします。
行動だけを取り上げたら
「汚れていたり、非衛生的だったり、暴力的だったり、その場にそぐわなかったり」します。
でもその背景にあるものはほとんどといっていいくらい、「認知症患者さんの苦しみ」だったのです。
BPSDに向き合い続けているとそういうことを忘れてしまいがちになる。
僕らのように職業としての介護者でもそうなのですから、もしご家族に認知症の方がいらしたら
それは「辛い」と感じる方もいるのではないでしょうか?
そういうご家族やご本人としっかり話しあったプランのもとに誠意を持って一生懸命介護する。
そういう介護施設、デイサービス・バナナ園でありたいと思います。
そういう意味で大変勉強になった講習会でした。
日医大さん、ありがとうございました。
ちょっと気分を変えてデイサービスバナナ園で提供しているお昼ごはんです。
ちょっと美味しそうでしょう? ご利用者様に人気です。