お待たせいたしました。BANANA NEWS 210号が完成です。
今号は、入居者様と職員の心身の健康と生活の質を高める「バナトレ」を特集しました。
どうぞご覧ください!

TOPIC

パーソナルトレーニング「バナトレ」がSP-Bodyとの協働のもと本格に開始
かわさき健幸福寿プロジェクトにて9つの賞を受賞!事業所インタビュー

シニアパーソナルトレーニング「バナトレ」本格始動

 2023年1月から本格的にスタートしたバナナ園グループのシニアパーソナルトレーニング(「バナトレ」)。SP-Body代表の小林祐二さんとトレーナーの太田藍さんにお話を伺いました。

トレーナーの仕事は「個人の体を最高の状態にする」こと

 パーソナルトレーニングは「かっこいい体を目指す」イメージがありますが、そもそもトレーナーの仕事は、「個人の体を最高の状態にする」ことです。誰でも年齢を重ねると体が痛くなったり、階段が辛くなったり、疲れやすくなります。「以前のように疲れにくく、動けるような体になりたい」と思われるでしょう。怪我やご病気で入院された方であれば、焦りや不安はさらに大きいはずです。今回、バナナ園グループで「バナトレ」を行うにあたり、①高齢の入居者様の日常生活動作や歩行など、自立して過ごせる期間を延ばすことや、少しでも取り戻すことができるようになることを目指します。②職員の皆さんには業務を行う上で、筋肉をつけ関節への負担を軽減するトレーニングを行なっていただくことで、疲労軽減や怪我・事故の予防につなげていくことに重視していきます。

早くも1回目のトレーニングで目に見えてわかる変化が!

 脊柱の動きは人間にとって非常に重要です。しかしながら、入居者様のほとんどは、脊柱の動きが小さくなっています。「動かないから諦める」という気持ちが最も運動機能を低下させます。そこで、「バナトレ」では、「やってみよう」という気持ちを引き出せるよう、EXILEのATSUSHIさんの曲『ふるさと』を皆さんで口ずさみ、お声がけをしながら、明るく楽しい雰囲気の中で、人間の体に必要な動作(側屈、回旋、伸展、屈曲、挙上)を取り入れて行いました。曲がかかると涙してしまう方も。心が動くことで体が動くことへ繋がっていく効果的なトレーニングになりました。早くも1回目のトレーニングで、入居者様の表情がみるみる明るく元気になるなど、目に見えてわかる変化がたくさんあり、確かな手ごたえを感じ、感動の連続でした。

SP-Bodyが考案した「月経コンディショニング」を付加価値に女性の健康に貢献

 私たちSP-Bodyでは、女性にとって重要な「月経」に特化したオリジナルメニュー(「月経コンディショニング」)を提供しています。女性のカラダはライフステージ(年齢の段階)や月経周期により変化します。その時々の自分にあった運動することにより、骨盤の力や正しい姿勢作りに必要な筋肉を鍛えると同時に、健やかで美しいカラダ作りができます。月経の期間も普段通り快適に生活できれば、心身ともに負担が減り日々のパフォーマンスも上がります。バナナ園グループの職員の方々が、ご自身の健康や仕事に活かせるよう、専門的な知識を身につけていただく研修会も開催していく予定です。
 『チームバナナ園』で想いと力を重ね合わせ、人々の笑顔づくりと社会のサステナビリティ向上に貢献しながら、共に成長を続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

SP-Body

パーソナルトレーニングジム『SP-Body』(合同会社 SP-Body 所在地:川崎市中原区 代表:小林 祐二)
詳細はSP-Body公式サイトをご確認ください(ボタンから外部リンクに飛びます)

バナナ園グループはかわさき健幸福寿プロジェクトに取り組んでいます

 バナナ園グループでは、第6期「かわさき健幸福寿プロジェクト」において9つの賞を獲得しました。今回は金賞を獲得した中から「のんびりーす」での取り組みをご紹介します。

■金賞受賞 のんびりーす 管理者 吉川紀子さん
 のんびりーすは、入居者S様への取り組みで『かわさき健幸福寿プロジェクト』の『金賞』を獲得しました。私は以前S様を担当していたことがあり、大変健脚で、一緒に料理をしたり買い物に出かけていましたが、その後15年が経った時にはベッドの上での生活を余儀なくされていました。「もう一度、自分の足で歩いて生活したい」との夢を伺い、チームで計画を立て、まずは離床を促すことからはじめ、移動は車椅子から手引き歩行。次第に歩行距離を長くすることができました。介護を必要とする方が、その方らしい生活を自分の意思で送ることを可能にする「高齢者の尊厳を支えるケアの実現」として成果が表れ、評価を獲得できたことは、メンバーにとっても達成感と大きなモチベーションに繋がりました。
 メンバーは真摯に向き合い、一生懸命に取り組む方ばかりで、私は皆さんへ感謝する毎日を過ごしています。

ADLの向上に繋がるシニアパーソナルトレーニング『バナトレ』

佐藤順子さん(バナトレ担当)
 「バナトレ」では、入居者様が声を出し、体を動かすことに集中している様子が印象的です。笑顔でとても楽しそう。また、トレーナーが入居者様一人ひとりの体の動く状況を瞬時に把握しながら進行しており、パーソナルトレーニングの醍醐味を感じています。介護の仕事は肉体労働。職員が怪我なく安全で、加齢でも体力が衰えにくくするための体づくりも盛り込まれているため、私も大変期待して参加しています。

かわさき健幸福寿プロジェクトとは

 「したい」「やりたい」をあきらめない!
 高齢者の自立支援に向けた質の高いケアを評価する仕組みの構築を目指し、平成26年度から開始されました。「こんな生活を送りたい」などのような目標を持って、介護サービス事業所と一緒に、その達成に向け、要介護状態の「改善」や「維持」を目指して取組む川崎市のプロジェクトです。