2023年12月8日発行、「タウンニュース」(中原区版)にて、当社の取り組みが紹介されました。
タウンニュース(中原区版)
認知症予防に「昭和の本」 沖縄国際大の学生が考案

バナナ園G介護施設 認知症予防に「昭和の本」 沖縄国際大の学生が考案 | 中原区 | タウンニュース (townnews.co.jp)

バナナ園グループは、沖縄国際大学図書館文化セミナーとの共同により、図書館の「課題解決」機能と回想法アプローチを組み合わせ、認知症の進行を緩やかにする取り組みを行なっています。今期の沖縄国際大学図書館文化セミナーにおいて第10回目となる11月27日(月)の授業では、同大学の学生11名とゼミを担当する山口教授が、川崎市にある高齢者介護施設(グループホーム)「のんびりーす等々力」へ来訪し、第9回目までの授業を通じて選書した書籍・CD・DVD・パズルを、サインパネルや蔵書印などを 含め企画した文庫コーナーとともに設置しました。

今回、将来を担う若者とともに社会課題の解決に挑戦すべく、認知症における非薬物療法のひとつでリハビリテーションとして用いられる回想法に着目し、沖縄国際大学の図書館文化セミナーとの産学連携の取り組みを行うものです。

回想法は、過去の出来事や思い出を他者に話すことで脳が刺激されるため、認知症の進行を緩やかにすることが期待されています。図書館にはさまざまな機能や可能性があり、図書館文化セミナーでの授業で、司書課程の学びを「地域社会に還元する」との目的の下、高齢者介護事業を行うバナナ園グループと実践的な取り組みを行います。図書館が持つ多様な機能を進化・深耕しながら、認知症の予防や進行抑制に還元することや、日常的な対話や交流を促進創造・促進する可能性を探求します。

11月27日の文庫コーナー設置以降は図書館文化セミナーの学生の皆さんとバナナ園グループで効果測 定を行い、本取り組みの内容をまとめ、2024年1月下旬頃に『沖縄県図書館協会誌』への投稿をはじめ、対外発表を行います。地域に網羅的に存在する図書館における機能の可能性や、認知症高齢者と地域とのコアコミュニティ創造を提案します。

【本件に関するお問合せ先】
 バナナ園グループ 事業推進部 松枝
 Mail:y_matsueda@bananaen.com  Tel:044-455-6117