要介護度の改善や日常生活動作(ADL)の維持に取り組む介護施設を評価する「かわさき健幸福寿プロジェクト」第8期において、バナナ園グループは金賞を5事業所で獲得し、川崎市内のグループホームで金賞受賞数No.1に輝きました。この成果は、バナナ園グループが提供するケアの質を改めて証明するものです。さらに、先日行われた授賞式では、数ある介護施設の中から2年連続で表彰され、福田川崎市長から直接金賞が授与されました。本記事では、バナナ園グループが「かわさき健幸福寿プロジェクト」を通じて達成した成果と、今後の新たな取り組みについてご紹介します。


かわさき健幸福寿プロジェクトとは?

「かわさき健幸福寿プロジェクト」は、川崎市が2016年に開始した、高齢者の生活の質を向上させるための支援プログラムです。このプロジェクトは、高齢者の皆さまの「したい」「やりたい」を実現し、自立した生活を続けられるように、要介護度の改善や日常生活動作(ADL)の維持に取り組む介護施設を評価し、地域全体で高齢者の生活支援を促進することを目的としています。
プロジェクトの評価基準は、要介護度と日常生活動作(ADL)の改善、および維持に焦点を当てています。要介護度とは、日常生活の中でどの程度の介護を必要とするかを示す物差しであり、介護保険の要介護認定を申請することでランク付けされます。また、日常生活動作(ADL)とは、食事、歩行、排泄、入浴など、日常生活を送るうえで必要な18項目の動作を指します。プロジェクトに参加した介護施設は、これらの項目における利用者の1年間の改善や維持が評価されます。

【介護度の目安】
※要支援2及び要介護1~5の介護認定を受けている方が入居できます

2024年8月29日(木)に行われた授賞式には、バナナ園グループを代表して第2バナナ園が表彰され、福田川崎市長から直接金賞が授与されました。今回、バナナ園グループでは、5つの事業所が金賞を、3つの事業所が銀賞を受賞するという輝かしい成果となりました。

【金賞対象事業所】
川崎大師バナナ園
バナナ園 武蔵小杉
のんびりーす等々力
バナナ園 生田の泉
第2バナナ園

【銀賞対象事業所】
のんびりーす等々力
バナナ園 ほりうち家
バナナ園 生田の杜

バナナ園グループの取り組みと成果

バナナ園グループは、入居者さま一人ひとりのニーズに応じた個別ケアプランを提供するほか、フードコーディネーター、音楽療法士、狂言師、葉レタスの水耕栽培装置を開発している企業など、介護業界以外のプロフェッショナルとのチームケアを積極的に取り入れています。
特に要介護度の改善に大きく貢献したのが、パーソナルトレーニングジムSP-Bodyと共働開発した独自のトレーニングプログラム「バナトレ」です。このプログラムは、関節を正しい位置に戻すことに重点を置いており、機能解剖学に基づいたアプローチで姿勢の改善や回旋動作の導入、呼吸の強化を行っています。また、骨盤底筋群の強化にも取り組んでおり、排泄機能の改善にも効果的です。個々の状態に合わせたパーソナルなトレーニングを提供することで、立ち上がりや歩行、姿勢の維持といった基本的な動作の改善を目指しています。この取り組みにより、1年間で6名の入居者さまの要介護度が改善されました。

バナトレは授賞式当日の「神奈川新聞」(かながわワイド)」でも大きく取り上げられ、授賞式では福田川崎市長からも称賛を受けました。

これからも家族のように寄り添うケアを

「かわさき健幸福寿プロジェクト」での金賞受賞は、バナナ園グループが長年大切にしてきた質の高いケアの成果です。入居者さま一人ひとりに寄り添い、その生活の質を向上させるために全力を尽くしてきた取り組みが認められたものと考えています。
これからも、私たちは地域社会との繋がりを大切にし、入居者さまやご家族さまが安心して暮らせる環境を提供し続けてまいります。さらに、新たな取り組みを積極的に導入しながら、ケアの質向上に挑戦し、入居者さまに家族のように寄り添い続ける存在でありたいと思います。

おすすめ記事