昨日女優の南田洋子さんがお亡くなりになりました。 私たちバナナ園グループは「BANANA NEWS」の取材で、ご主人で俳優の長門裕之さんにお話を伺ったこともあり、本当に残念でなりません。丁度10月9日『中居正広の金曜日のスマたちへ』で南田さんの様子がオン・エアされ私たちスタッフもその回復振りには驚くばかり、もう一度お会いし、介護の秘訣にについてお話を伺いたいと思っていた矢先でした。先日オン・エアされた番組のとおり、長門さんの「介護生活」「南田さんの認知症」についてのカミングアウトには、賛否両論があり「ずいぶんな言い方をされるもんだ。」と思われるものもありました。長門さんとお話をした限りでは、ご本人は「そんな事は承知の上」、それよりも「知名度のある、私たちが認知症や介護について語る事の方が社会や世のためになる、それが俳優・役者としての務め。」とお考えになっているようでした。そして印象に残っているのはインタビュー中の長門さんの表情、テレビで見られる表情とは違う、ちょっと厳しい印象のものでした、また、「認知症」や「介護」についても随分と勉強されていることが判りました。インタビューが終わり、記念撮影をしたとき、初めてテレビやスクリーンで拝見する「長門裕之」の表情に戻っていたことが印象的でした。更にその言葉からは長門さん、南田さんご夫婦の「生き方全てが超一流の俳優・役者」であることを感じずにはいられませんでした。
現実的に「認知症」や「介護」についての「認識」や「考え方」の中には随分と「誤った」「偏見」が有るように思います。昨年長門さんとお会いする時期、私たちは「事業展開がそれら偏見により、軌道修正をせざるを得ない」真っ只中にありました。そんな中、長門さんの言葉から、随分と「勇気」を頂いたと思っています。
今日も明治座の舞台に立たれる長門さんに敬意と、そしてお悔やみを心より申し上げます。