バナナ園グループは、地域密着型グループホームとして運営を始めて、28年目を迎えています。地域の皆さまの支えがあってこそ、これまで運営を続けてこれました。バナナ園グループでは、そんな地域の皆さまとのつながりをとても大切にしています。
過去に6月14日の認知症予防の日に合わせて、のんびりーす等々力にて地域の皆さまをお招きして交流会を開きました。今回は、その際の様子を例にあげて、バナナ園グループが行っている交流会についてお伝えいたします。


地域密着型とは、地域の皆さまとの支え合い

11年前、この地域には認知症高齢者が入居できる施設がまだ少なかった中、地域の方々を支える施設としてのんびりーす等々力の運営を開始しました。ここの事業所に限った話ではないですが、運営に関しては地域の皆さまのご協力、支え合える関係性があってこそ、こうして運営ができていると日々実感しております。ご来場いただいた皆さまへ、理事長:矢野達郎からのご挨拶と感謝を伝えるともに、交流イベントがスタートしました。

バナナ園グループの取り組み・成果のご報告

【バナトレの紹介と、老齢期 フェムケアの解説
バナナ園グループでは、武蔵小杉・新丸子で経営をしているパーソナルトレーニングジム「SP-Body」独自のトレーニングプログラム“バナトレ”を取り入れています。約1年前より、週に1回、本事業所の入居者さまにトレーニングを実施いただいているSP-Bodyの太田先生より、取り組み・成果のご報告をさせていただきました。

過去の生活習慣や怪我をされていたりなど、身体の不調はさまざま。バナトレは、入居者さま1人ひとりに寄り添いトレーニングメニューを組むことで、身体機能の向上を実現しています。歩行のスピード、膝の動き、立ち上がりの力強さなど、バナトレ導入前の1年前との比較動画をお見せしました。
また、認知症以外の方にとっても、姿勢のキープや普段の生活の動き、臓器脱の予防などフェムケアがとても大切であることを太田先生より解説いただきました。しっかりと成果を出しているトレーニングということもあり、来訪いただいた方にも身近に感じていただける良いきっかけになったと考えています。

バナトレ・フェムケア体験会

【バナトレの体験】
事業所で入居者さまに実施するように、太田先生より地域の皆さまにもトレーニング指導を実施。機能解剖学の知識をベースした本格的なトレーニングを体験し、「身体を動かすのはやっぱり大事なのね」などと美しい姿勢やご自身の身体の動きを確かめているご様子でした。特に太田先生が力を入れている月経コンディショニングやフェムケアのトレーニングには皆さま熱心に取り組んでおり、認知症に関わらず全員の健康課題として意識するきっかけにして頂けたかと思います。体験後は、「友人にも勧めたい」「次週も参加したい」など前向きなお声をいただきました。

【水耕栽培で育てた葉レタスを利用したオリジナルデザートのご試食】

運動の後は、葉レタスのデザート(ゼリー・ヨーグルト)を召し上がって頂きました。 栄養価の高い葉レタスを普段から摂ることで、入居者さまの健康維持にも役立てています。「おいしい!」「水耕栽培で育てたとは思えない」といった声もいただきました。

【レタスゼリーレシピのご紹介】
<材料>
葉レタス ・・・1/2株(約87g)
キウイフルーツ ・・・1/2個(約50g)

A りんごベース用
水 ・・・適量(後述)
りんごジュース ・・・100 mℓ
はちみつ ・・・大さじ1/2
(トッピング用)プレーンヨーグルト ・・・100g
(トッピング用)はちみつ・・・20g

B みかんベース用
水 ・・・適量(後述)
みかんジュース ・・・100mℓ
はちみつ ・・・大さじ1/2
(トッピング用)みかん缶 ・・・100g

ふやかしゼラチン(A・B用に二つ作っておく)
ゼラチン ・・・2.5g×2
水 ・・・12.5mℓ×2

<作り方>
①皮をむいて一口大にしたキウイを700w1分半くらいで加熱する。

②ゼラチンと水を合わせ、混ぜる。氷水で作るのが理想。二つ作り冷蔵庫で冷やしておく。

③手でちぎったレタスと温めたキウイフルーツをミキサーにかける。ある程度液状になったら半分に分ける。
④半分に分けたうち、片方にA、もう片方にBを入れよく混ぜる。このとき水でそれぞれの総量が163~175 mℓになるように調整する。Aは引き続きミキサーで撹拌し、Bより滑らかにする。
⑤それぞれ700w2分で加熱し、ふやかしたゼラチンをいれる。完全に塊がなくなるまで攪拌する。
⑥粗熱をとり冷蔵庫に入れ冷やして固める。

皆さまの健康を願いつつ、イベントの最後にはお越しくださった皆さまに、事業所で実際に収穫したレタスをお持ち帰りいただきました。

定期的な交流が、より強い地域とのつながりに

バナナ園グループでは、こうした交流イベントを定期的に開催しています。

施設の中で過ごすことが多い介護業界では、「実際に体験して頂かないと伝わらない」部分があると感じています。こうしたイベント・皆さまに身近に感じていただけるバナトレ・月経コンディショニング・フェムケアを通して、地域の皆さまや多くの方に来訪いただける環境にすることで、開かれた介護業界を作っていけると考えています。

「人と社会を幸せに導くことを、本気で願う」

私たちが地域密着の介護サービスを行う上で大切にしている行動指針です。直接足を運んでいただくからこそ、地域の皆さまのこともより理解し、支え合える関係性を築きながら、これからもバナナ園グループの運営を続けていければと考えています。
交流会はバナトレがある日にいつでも実施いたしますので、バナナ園グループの取り組みが気になる方はぜひお気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。

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