秋風が吹き渡る季節となりました。皆さまお健やかにお過ごしでしょうか。BANANA NEWS vol.220 特別臨時号です!今号では「かわさき健幸福寿プロジェクト第8期」にて金賞を受賞した事例を特集します。

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金賞を受賞し、表彰式に参加した第2バナナ園の雛形管理者にインタビュー!
「かわさき健幸福寿プロジェクト第8期」受賞結果

金賞7事例を獲得

バナナ園グループは「かわさき健幸福寿プロジェクト第8期」において7事例の金賞を獲得するという快挙を成し遂げました。また、8月29日に高津市民館大ホールにて行われた表彰式では、金賞を受賞した事業所の中から「グループホーム第2バナナ園」が選出され、小山征子様が川崎市の福田紀彦市長から直接表彰されました。

「かわさき健幸福寿プロジェクト第8期」に参加した入居者様の半数の方に改善の成果

「かわさき健幸福寿プロジェクト」は、要介護度の改善や日常生活動作(ADL)の維持に取り組む介護施設を評価し、高齢者の生活の質を向上させることを目的とした川崎市の支援プログラムです。バナナ園グループでは、9事業所にて54名の入居者様にご参加いただき、半数の方に改善の成果が認められました。今回は、第2バナナ園に入居され、1年間で要介護度が2段階改善した小山征子様の事例を表彰式の模様と合わせてご紹介いたします。

【金賞】グループホーム第2バナナ園 (入居者様:小山征子様 管理者:雛形由美)

目覚ましい改善の鍵となったチームケア

小山様の要介護度が「要介護3」から「要介護1」へと大きく改善した背景には、第2バナナ園でのチームケアと、ご自身の積極的な取り組みがあります。それに加えて、バナナ園グループが行っている外部のプロフェッショナルと連携した多様な活動が大きな刺激となったと考えられます。特に音楽療法は、小山様が最も楽しんでいる活動の一つ。音楽を通じてリラックスし、他の入居者様と一緒に歌ったり演奏を楽しむことで、認知機能の刺激や感情の表現が促進されました。また、パーソナルトレーニング「バナトレ」を日常の生活にも取り入れ、むくみを防いだことが歩行の安定性に繋がりました。時折歩行器に頼る姿も見られますが、職員が「ここまでは歩行器なしで歩いてみましょう」と声かけをし、小山様ご自身も「征子ちゃんがんばれ!」と自分を励ましながら歩く姿は職員にとって大きな喜びになっています。

要介護度改善を支えた第2バナナ園の環境

歩行の安定は単なる身体的な向上にとどまらず、生活の充実感にも繋がります。第2バナナ園は地域行事に積極的に関わることで社会との繋がりを感じられるよう支援しており、近所の小倉神社で月に一度開催される朝市の参加もそのひとつです。小山様はそこで地域の方と触れ合ったり、賑やかな雰囲気を感じることが楽しみになっています。また、雛形管理者は「家庭的な雰囲気作りを大事にしていて、職員のチームワークを大切にしているため、アットホームな空気感が穏やかな日々を過ごしてもらうことに繋がっています」と話してくれました。職員一同、小山様の『誰かのために行動すること』に喜びを感じられる性格を尊重する環境作りを行なっています。

「かわさき健幸福寿プロジェクト」での金賞受賞を受けて

今回の金賞受賞は、第2バナナ園にとって大きな励みになり、職員全員にとっても誇らしい出来事となりました。雛形管理者は「第2バナナ園だけでなく、バナナ園グループ全体で金賞を取れたことが本当に誇らしい」と喜びを語りました。また、小山様の娘様からも感謝の声をいただいています。バナナ園グループのX(旧Twitter)で小山様の楽しそうな姿を見ては「母が元気に過ごしている様子に安心します」と喜び、授賞式に参加をして市長から直接表彰された際には「母と一緒に会場へ行き、素晴らしい体験ができて本当に嬉しかった」と感激されていました。こうしたご家族からのフィードバックは、職員全体のモチベーションを高める大きな力となっています。バナナ園グループは、今後も地域社会との繋がりを大切にしながら、アットホームな環境作りで、入居者様一人ひとりに寄り添う質の高いケアを提供し続けます。

「かわさき健幸福寿プロジェクト第8期」受賞結果

金賞
銀賞
20
銅賞
27
金賞を受賞した事業所

グループホーム第2バナナ園(2名)  川崎大師バナナ園(1名)  バナナ園武蔵小杉(2名)
バナナ園生田の泉(1名)  のんびりーす等々力(1名)

※バナナ園横浜山手は所在地が横浜市の為、対象外となります。